はてなのスピード力

はてな50%の完成度でサービスを出すという記事
http://a.hatena.ne.jp/go?http://blog.japan.cnet.com/kondo/20051025103458

実装の完成度は高めてるんだけど、サービスの完成度は50%でリリースして、ユーザの意見を聞きながら順次開発していく、これぞはてなのスピード力。ユーザの意見を最大限にサービスに反映させる。

大企業だと、リリース時点で100%にほぼ近い状態でリリースする必要がどうしてもある。これは社内のルールであったり、信用性の問題であったりするわけだが、ネットユーザを相手にサービスをリリースする場合は、はてなの形が良いと思う。はてながなぜにここまでできるかというと、社内で開発スキルの高い人間がいること、意思決定が早いこと、などある。大企業の場合は、要求定義などを社内の人間で行い、開発は外注という形が多い。だから要求定義でほぼ100%の完成度のものを考えつくし、外注する必要がある。よって、要求定義での要求事項がどんどん膨らんだり、会議の連続で時間の多くが費やされる。その差が、ネットでは決定的な差となっているんだろう。

ある程度の完成度でリリースして、ユーザに合わせて完成度を高めていくということが、最大のメリットとなることを認識し、開発スピードを上げるために自社内開発に切り替えていくことことそが、ネットでのサービスリリース速度アップにつながるのではないかな。

個人のレベルでも、あまりうまくないけどバンドでライブをしてみるとか、スノーボードの大会に出るとか、とりあえず突っ走ってみることも深い世界に入っていくときは重要だな。

ということで、休日などにちょこちょこ作り、完成度もそこそこに作ったサービスをリリースします。Lifehacker.netというサイトで運営しています。
http://www.lifehacker.net/
便利そうなサービスをとりあえず作ってリリースしていこうというスタンスです。
まずは、TinyURLのような、長いURLを簡単なURLにしてくれる、簡単URLをリリースしました。どうぞよろしく。