Gungi(軍議)に参加してきました

6/1の19:00 - 21:00で、gungiというエンジニア勉強会に参加してきました。
http://blog.mynet.co.jp/gungi/2007/05/20070601_gungi.html

個人的には、Google Developer Dayより楽しかった。
普段、なかなか聞けないような内容が、バンバン出てきたからかな。2時間があっという間に過ぎていきました。懇親会はちょっと都合が悪くて出れなかったので、次回は出たい。

テーマは「スーパーエンジニアによるユーザーを喜ばせる仕掛け」で、「ドコイク」「すごい地図」などを手がけた羽野さん、4travelの山路さんの発表でした。

■すごい地図・ドコイク
すごい地図の開発経緯は、こんな感じ。
Google Earthを超えろ → 無理(笑)→ ゲームで気分転換 → ゲームの表現をWEB UIに取り込んだら? → 地図といえばRPGRPGといえばFF → すごい地図完成!

すごい地図の要件定義の時に、動きをどうやって開発者に伝えるかというところで、メテオっぽく出してとか、ギュイーンって感じでとか、そいうのが議事録に残ってるらしい(笑

すごい地図は、UIがFlashで、サーバと非同期通信を行っているそうなのですが、最初の頃はユーザ数が増えるとサーバが落ちてたそうで、その原因は、ユーザの操作の数だけクエリがサーバに飛ぶのですが、それに対するレスポンスをサーバから返した時に、ユーザの操作がどんどん進んでいると、Flashはそのレスポンスデータを受け取らなかったためだそうです。対応は、Flashにレスポンスデータを必ず受け取らせてから次のアクションに進ませるようにしたそうです。

検索では、検索結果をチューニングしているそうです。たとえば渋谷 ラーメン屋で検索した時に、どのラーメン屋を上位に表示するかという場合、そこそこ近くて旨いラーメン屋を上位にするなど。ATMを検索する場合、場所が近いATMを上位に表示するといったように、キーワードによって色々絞込み内容をチューニングしているとのこと。
入力のゆらぎは、1レコードに複数のゆらぎパターンを入れて対応しているとのこと。

■フォートラベル
当初の開発場所は、渋谷のマクドナルド! 嫌がられるとロッテリア(笑

サーバは、Apache, PHP, ethna, LVS, MySQLで、WEBサーバとDBとの間にLVSを入れている。DBはマスタ1台で、スレーブ複数台でレプリケーションしている。WEBからの参照は、基本はスレーブを読ませているが、遅延が問題となる箇所は、マスタを参照させている。

フォートラベルは、ユーザにレビューを書いてもらうモチベーション維持のしかけとして、自分が行った場所は地図上で塗りつぶされるので、それが楽しくなってまた書くという循環が出来る。それ以外にも、足跡のような仕掛けで、見られている感を演出しているそうです。
WEB2.0的なUIにしても、ユーザ層からしてあまりウケナイので、今のところWEB1.0的にしているそうです。

ユーザにタグを入れてもらうのは困難。まず理解されないので、階層で表現している(日本→東京→六本木など)。タグの代わりに固定キーワードのチェックボックスを置いて対応している。


■ケイティ

事例紹介で、ケイティという携帯サイトをWEBでお手軽に作るツールの紹介があった。
目的は、PCサイトを持っているショップなどをターゲットに、簡単に携帯サイトも作って運営できるようにしてあげるというもの。

文字を書いたり、画像をアップロードすると、ブラウザ上の携帯画面にその様子がフィードバックされて、簡単にデザインが確認できる。

基本はPCのブラウザから利用するが、実際の携帯電話でどのように見えるか確認するために、QRコードを発行する仕組みがあり、開発しながらQRコードを使ってすぐに携帯でも確認できるようになっている。