WEBサービス

WEBサービスSOAは2000年以降キーワードだけが走り出している感じだ。最近になってWEBサービスは色々と出てきたが、それでも用意されたAPIをたたいたり、URLで簡単に実現する程度。UDDIやWDSLで・・なんて参考書ぐらいでしか見ませんよ。まぁ、企業内の基幹システム同士をつないでたりするのが多いのかもね。でも、WEBサービスも実際にはどこまで利用に耐えられるのか。大量のデータを処理する場合は、リアルタイム性がそこまで求められていないなら、やっぱり夜間バッチでやるし、ある程度リアルタイム性を求めてても、CSVとかのフラットファイルを食わせて終わりだし。

WEBサービスの理想的な例題として、旅行予約がある。航空券システム、ホテル、レンタカーなどのシステムが異なる会社になっており、それらをつなぐインターフェースがWEBサービスでやりましょう、みたいな。 まず航空券の空席照会システムで問い合わせ、空席ならば次にホテルの空室問い合わせ、最後にレンタカーの空き状況、これらを統合して見せて、すべてOKならば予約ボタン一発で全部のシステムに予約いれます、みたいな。いやぁ、理想的ですね、はやくこいうのが実現してほしいものだ。

夏休みが奇跡的に取れそうなので、8月の1日からお盆休みの海外旅行の予約に奔走した。ただただ、どこも満室。あたりまえだけど。空いてそうなマイナーなところを狙っていくしかない。そいう時に、空き状況一覧のページがツアーごとにあるとすごく助かるのに。リアルタイムに状況がわかって、空いてるツアーでどれを選択しようかという流れになる。これがあればすごく便利なんだけどなぁ。
現実は問い合わせページでそれぞれのツアーパッケージにひとつずつ問い合わせていく。それが1日もしくは数日中にメールで回答がくる。今回は10件以上のツアー(会社はばらばら)に問い合わせたが、そのうち2件しか指定の日が大丈夫だという回答がなかった。わざわざ探して、問い合わせて、回答がくるまでに2日かかって、駄目って結論がでるときのつらさ・・・WEBサービスよ解決してくれ!

WEBサービスのインターフェースさえ公開されれば、それぞれのシステムに問い合わせるCGIなりHTMLなりを組み合わせれば、上記のすべてのフローを統合的にやってしまえて、空き状況もリアルタイムにわかるよっていうサイトができる。これを一番に作ってサービスリリースすると、絶対利用者がわんさか集まるよ。うーん、考えても考えても、どこの会社がそんなインターフェースを実装して公開してくれるんだろって思ってしまう。システム化されていないホテルも多いし。

WEBサービスSOAは、統合せざるおえない状況の会社や組織同士が利用するにはいいんだけど、やっぱりWEB上でグローバルにサービスを統合していけるような仕組みって難しいな。技術の問題ではなくて、コストや戦略の話になってしまう。どうやったら、上記のような理想的なWEBサービス連携の仕組みがうまく作れるか、そのフローを技術的な視点ではなくて、経済的な視点、サービスとしての視点から考えていくしかないんだろう。