小説を色々と

最近、小説をいくつか読んだので、その感想。イギリスの旅行の移動時間にほとんど読んだんだけど、帰ってからもその熱が冷めなくて本を買いに行って一気に読んだりしました。

勇気凛々 (講談社文庫)


勇気凛々は、実話をもとにした小説で、実在する会社「ホダカ」とその創業者の武田さんの話。小説なのですらすら読みすすむことができる。そして、放送業界の営業エリートの座を投げ打って、独立し奮闘しながら会社が成長していく様を、アリアリと描いている。実話なので、実際の会社の名前が出たりして、面白かった。

コールドゲーム (新潮文庫)


中学生の頃にいじめていた子がいつしか転校していなくなってた、高校生になった彼は復讐マシーンと化し、次々と襲い掛かる。500ページぐらいの小説なんだけど、ストーリーが一貫してて、そこに向かってどんどん落ちていくサイコホラー系。こういストレートなストーリが好きなので、読み出したら止まらなくなった。イギリス最終日に長距離電車乗ったんだけど、ほとんどこれ読んでて風景みてない(w。ラストシーンはドキドキしながらイッキ読み。オススメです。復讐という目的に向かってどんどん加速していくストーリー展開にマジはまりました。

エイジ (新潮文庫)


コールドゲームが面白かったので、似たような内容の本を帰国してから買って、ほぼ1日で読み終えた。たぶん1日でいっきに読まないと途中で読むのを諦めそうな感じだったので。。。中学生の同級生が通り魔で捕まってから、その回りにいる同級生たちの心の行き場の無さ、色々考えながらもがいていく様を描いているんだけど、途中からゴール設定がよくわからなくなってしまった。それがまた中学生の心のイライラを連想させているんだけど、自分はこいうのはあまり好きじゃないみたい。

車男を超える2ちゃんねる発、感動作品発見

これは、さっき読み終えた(w
いやぁ、タイトルはともかくとして、内容は面白い。こんな友達本当にいるのかよって思いながら。書き手を通して伝わる、その登場人物のすごさ、そして書き手の本音がポツリポツリと書いてあって、それがまたいい味を出してて、一気に読み終えた。