起業前夜

10月に読んだ高任 和夫の小説。初めて読んだ経済小説。タイトルで決めて買ったんだけど、起業する直前までの話で、かなり面白かった。そしてこの本をきっかけに経済小説を買うようになりました。
会社の中のゴタゴタとかあって、それに巻き込まれる主人公を書いてるんだけど、主人公のナイスミドルっぷりや、会社に属していながら自由に動き回る姿は読んでて爽快だった。

起業前夜〈上〉
起業前夜〈下〉

高任 和夫は、元三井物産の商社マンで50歳まで商社に勤めてた経緯があるので、その内容にかなり迫力があって、かなり引き込まれる。こんなサラリーマンだったらなりたいと思わせるような主人公を書いていて、それが現実離れしていないのがたまらない。