前回の記事は、主に製品版を書いたわけだが、世の中にはフリーウェア/オープンソースでこれらと同じ(もしくは近い)動作をするソフトがいくつかある。いい世の中だ。
今回はそれを中心に調査してみた。実際に試してないので、まだどれほど使えるかは分からないけど、調査結果のみ書きます。
・WindowsMedia
WindowsMediaをエンコーダからサーバまで全て同じ形式で配信するものはなかったが、エンコーダから受けた形式をWindowsMedia形式に変換し、ユーザがWindowsMediaPlayerなどで視聴可能となるものが2つあった。動作の安定性に不安を覚えるが、一応やりたいことは出来そう。一度サーバ側で再エンコードしてるのでサーバ負荷が高いかも。全てコマンドラインで操作可能なため、遠隔で操作したり、cronジョブで時間制御したりするには便利そう。
①LanVideo http://www.videolan.org/
②ffmpeg http://ffmpeg.mplayerhq.hu/index.html
・Flash
OpenSourceのFlashは知ってたけど、まさかFlashMediaServerのオープンソース版があるとは知らなかった。
・RED5 http://www.osflash.org/red5
これを利用すると、手軽にWEBチャットやテレビ電話の機能が数行のActionScriptだけで出来てしまう。
Flashで作ったエンコーダーを組み合わせれば、Flashでライブ配信するサーバが無料で出来る!Javaで実装しているため、Javaのランタイムがあれば動作可能。HTTPでRTMPプロトコルをトンネルするRTMPTがサポートされているかはまだ分かりません。
OpenLaszloとRED5を組み合わせてビデオストリーミングするサンプルもある(http://www.openlaszlo123.org/?p=4)
結論
FlashのオープンソースのRED5が色々と可能性を感じさせてくれて、なんだかわくわくする。これでストリーミングと組み合わせた動的なWEBが簡単にできそうです。
ただ、今回の対象は全てフリーのソフトなので100人規模のストリーミングの動作が安定するかは不明。まずはRED5を試していこうと思います。
10人程度のライブ配信であれば、上記のどのツールでやっても十分ではないかと思います。